日本維新の会の代表が馬場氏になってからというもの、これまであまり言われてこなかったことを
臆することなくズバッ!
と言う様子は、聞いていて
スカッ!
とするのは私だけでしょうか。
日本維新の会の馬場代表が、いいもの・嫌いなものをはっきりとわかりやすく伝えてくれることは、政治をよく知らない人にとってもプラスの効果があると思います。
そんな中、馬場氏があるネット番組で
共産党は日本から無くなった方がいい
と発言。
それに対し、日本共産党の小池氏が
民主主義を否定する暴論
と言って反発し、発言の撤回を求めました。
共産党としては、恐らく動揺も相当なものではなかったかと想像しますが、果たしてどんな結末になったのでしょうか?
馬場伸幸氏、信条に基づいて発言
馬場代表は、共産党のことを、
おっしゃってることが、この世の中ではあり得ないことです。世の中にあり得ない空想の世界を作って、こんなんなったらえーなあということを、真剣に真面目に考えている人らやからね
と言いました。
これを聞いた共産党としては、当然、気分が悪かったことでしょう。
共産党小池氏は予定していなかった記者会見を急きょ開き、発言を撤回するよう求めました。
日本維新の会と他党との相関関係
日本維新の会は、他党とどんな関係にあると馬場代表は考えているのでしょうか。
- 自民党との関係:格上のライバル
- 国民民主党:友好関係
- 日本共産党:眼中になし
- 立管民主党:叩きつぶして消滅させる
- 公明党:小選挙区で全面対決
共産党は日本から無くなっていい
- QMC:共産党はどうですか
- A
日本になくなってえー政党ですよねー。おっしゃってることが、この世の中ではあり得ないことです。世の中にあり得ない空想の世界を作って、こんなんなったらえーなあということを、真剣に真面目に考えている人らやからね。だからわかりやすいのは、例えば地方議員さんとかでも、地方議会で「こんな道路作ったらダメでしょー、税金の無駄遣いや-、もっと福祉に回せー」と言うわけね。で、その道路が出来て、開通の式典があったら、いの一番に見えるからねぇ。
共産党小池氏、民主主義の否定だ
当日は記者会見をやらないつもりだったのに、急遽会見を開くことにした共産党小池氏。
沈痛な面持ちで語っている様子を見ると、馬場氏の発言に相当心が動揺しているように感じられます。
小池氏「ネット番組の中で看過できないのは、日本共産党について日本から無くなったらいい政党だとおっしゃったんですね。…でー、日本から無くなったらいいと、これはもう許しがたい発言だと、言わなければなりませーん」
共産党「ルール違反」で党員を除名
維新馬場氏に対して民主主義を否定していると批判する小池氏ですが、党のルール違反ということで党員の松竹伸幸氏を除名したことで、共産党内では既に民主主義が否定されているといっても過言ではないようです。
松竹伸幸氏「このままでは共産党が、とるにたらない勢力になってしまわないかな」
維新馬場氏「共産党は無くなった方がいい」発言撤回要求を拒否
共産党の小池氏が「共産党は無くなった方がいい」という発言を撤回するよう要求したのに対し、馬場氏は、自らの信条に基づいて言っているので撤回はしないと断言しました。
馬場氏、共産党は破防法監視団体
現実問題として、日本共産党は政府により次のように規定されており、馬場氏はそのことを強く主張しています。
政府は22日の閣議で、共産党について「現在においても破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体である」との答弁書を決定した。破防法は、暴力主義的破壊活動をした団体の活動制限などを定めているが、政府が調査対象の団体を明示するのは異例。答弁書では、共産党が「暴力革命の方針」を継続しているとの認識も示した。
政府が「共産党は破防法調査対象」と答弁書を閣議決定
- QMC:共産党に対して「日本からなくなったらいい政党」と言っているがそれはどうですか
- A
事実として申し上げると、日本共産党という政党は他の政党と違って、公安調査庁からの破防法による監視対象団体ということになっている。これは国会のいろんな委員会でも、そういう答弁を政府側はしている。総理に対する質問主意書でも、そういう回答が出ている。海外ではそいう政党がまっとうな政党として扱われていることはほとんどない。
- Q監視対象であって実質的にはそうではないという答が返ってきているが
- A
当人の皆さんからはそういう答が出てきているが、国会という公式の場で政府側がきちっと話をしていることだから、無意味だとか根拠がないとかいうことではない。
共産党が破防法に基づく調査対象団体であるとする公安調査庁見解
共産党は,第5回全国協議会(昭和26年〈1951年〉)で採択した「51年綱領」と「われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方針」に基づいて武装闘争の戦術を採用し,各地で殺人事件や騒擾(騒乱)事件などを引き起こしました(注1)。
公安調査庁
その後,共産党は,武装闘争を唯一とする戦術を自己批判しましたが,革命の形態が平和的になるか非平和的になるかは敵の出方によるとする「いわゆる敵の出方論」を採用し,暴力革命の可能性を否定することなく(注2),現在に至っています。
こうしたことに鑑み,当庁は,共産党を破壊活動防止法に基づく調査対象団体としています。
破防法の対象団体とは
1973年2月の国会質疑で16団体が、そして1995年5月にオウム真理教が追加されました。
- 日本共産党(共産党)
- 在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)
- 共産主義青年同盟
- 共産主義者同盟
- オウム真理教(派生団体も当然のことながら含まれる)
など。
まとめ
以上、維新馬場氏の「共産党は日本から無くなった方がいい政党」という発言について、下記の観点から振り返りました。
- 馬場伸幸氏、信条に基づいて発言
- 日本維新の会と他党との相関関係
- 共産党は日本から無くなっていい
- 共産党小池氏、民主主義の否定だ
- 共産党「ルール違反」で党員を除名
- 維新馬場氏「共産党は無くなった方がいい」発言撤回要求を拒否
- 馬場氏、共産党は破防法監視対象団体
馬場氏によると、共産党は
世の中にあり得ない空想の世界を作って、こんなんなったらえーなあということを、真剣に真面目に考えている人たち
とのこと。
それが真実であるとすれば、日本共産党は本当に日本の国家や国民の利益になっているのか、国民は真剣に考えることが求められているのではないでしょうか。